42歳女・愛猫の突死から3年、救ってくれたのは野良猫たちでした

 

42歳女・愛猫の突死から3年、救ってくれたのは野良猫たちでした

我が家は大人ばかりの3人家族です。

ここ10年は障害を負った父の介護に追われ毎日があっという間に過ぎていく生活を余儀なくされています。

そんな人間ばかりですと心も体も疲弊してしまいますが愛猫(チャム・女の子・10歳)がどんな時も寄り添ってくれたおかげで会話の無い父とも猫の話題でコミュニケーションを取る事が出来ていました。

我が家の周囲は山に囲まれていますので飼い猫と言えども家の中でじっとしていることは無く朝日が昇るとチャムは元気に野山に駆け出して遊ぶのが日課でした。

3年前のある夏の日、チャムが家に昼ご飯を食べに帰って来た時の事です。

私の目の前でクタクタと足腰が立たず倒れ込んでしまったのです。

タダならぬチャムの様子に私も母も驚き慌てて街の獣医さんへ連れて行きました。

獣医さんが居る近隣の町まで車で20分。

あっという間にチャムの息が激しくなり私の腕の中で苦しそうにしている様子が本当にいたたまれなかったです。

病院に到着した頃には失禁し体温が下がっていくのを感じました。

診察を受けるなり点滴をしてもらいましたが「多臓器不全です。

今夜が峠です。

入院出来ますがお家で看取った方がチャムちゃんの為には良いでしょう」と結局調子の悪いチャムをバスタオルに包み帰宅しました。

チャムは一晩中苦しみ翌日の明け方、「ウォーン」と今まで聞いた事の無いような声で鳴き天国へ旅立ちました。

前日の朝まで元気だった子がなぜこんなに苦しんで死ななければならなかったのか?もっと早く不調に気づいてあげる事は出来なかったのか?と悔やんでも悔やみきれませんでした。

死因は先生の見立てではおそらく殺鼠剤や除草剤を口にしたんだろうとの事でした。

チャムの死は完全室内飼いだったら防げたことです。

自分の認識の甘さに呆然としました。

それから気分が落ち込み毎日悲しみに沈んでいました。

チャムが我が家にとってどんなに重要な存在だったのかを思い返すたびに涙が出て止まりません。

そんな日々を過ごしているうちに2年が過ぎました。

そして昨年の春、庭に野良猫の親子5匹が遊びに来るようになったのです。

地域のボランティアさんに協力を仰ぎ野良ちゃんたちを捕獲して不妊去勢手術を施し地域猫としてリリースする事にしました。

この活動に奮闘するうちに少しずつ心が軽くなってくるのを感じました。

今思うとペットロスから回復するには時間が必要だったと感じています。

大切な子をなくした悲しみと後悔は今でも消えてはいませんが徐々に受け入れる事が出来たんだと思います。

そして地域猫活動と言う新たなミッションに一生懸命取り組む事で心が前向きになれた気がします。

今は庭をフェンスで囲い安全な場所で元野良ちゃんたちを室内とお外で世話をしています。

全く懐いてくれませんがそれでも猫達の健気で可愛い姿に元気な頃のチャムの姿を重ね癒されています。