44歳女 家族みんなで振り返ることがペットロスからの解消になった

 

44歳女 家族みんなで振り返ることがペットロスからの解消になった

我が家は夫、私、息子、娘の4人家族です。

今から10年前に初めてペットを飼いました。

日曜日に家族で出かけたホームセンターのペットコーナーでネザーランドドワーフとホーランドロップのミックスウサギと出会いました。

生まれて3ヶ月ほど経っていて大人に近いためか、あまり目立たないところにいました。

私はその子がどうしても気になって、その場を離れることができなくなり、それを見ていた夫が見兼ねて飼うことを許してくれました。

その日から彼女はうちの三番目の子供となりました。

それから7年間は私たちの家族として、私達の心の支えとなり安心を与えてくれる大切な存在に成長していきました。

家族4人が出かけて長い時間一人にされた際には、私達に背中を向けたままでいたりとすごく甘えん坊さんでした。

7年後、乳がんが見つかりました。

かなり進行していて、すぐに緊急手術をしましたが、余命2ヶ月と診断されました。

何も知らないように私を見つめる姿が今でも忘れられません。

それから毎日のお薬の時間は私と彼女の格闘の時間となり、関係がギクシャクすることもありました。

噛みつかれることもなかったのに噛み付かれたり引っ掻かれたり。

涙が止まりませんでした。

元気な時は、どちらかというと食いしん坊な方でしたが、日に日に食事の量も減り、痩せ細っていく姿を見るのは本当に彼女にとっても私達家族にとっても辛い時間でした。

でも毎日頑張っている彼女に元気をもらい、治療を続けることができたのは本当に感謝です。

余命宣告から3ヶ月後に彼女は私達家族に見守られ亡くなりました。

抱っこを嫌がり、ちょっとすました彼女でしたが、亡くなる瞬間に今まで聞いたことのないキーキーという声で私達にお別れを告げ、初めての抱っこをされたまま息を引き取りました。

「お別れを言ってくれたんだね」みんなでそう話し涙を流しました。

「いい子だったね」「頑張ったね」「私達も頑張らなきゃ」と子供達から自然と出てきた言葉に彼女の存在の大きさを感じました。

やれる事を精一杯やったと思った看護も今となっては少し後悔しています。

余命が長くはなかったので、「あの時、手術をせずに少しでも痛い思いを減してあげたらよかったのかな」「長く生きて欲しくて手術したのは私達の勝手だったのかな」と思うことがあります。

ですが、7年も一緒に居たんです。

私達の気持ちは届かないわけがありません。

彼女は賢くそして礼儀正しい子です。

親バカですね。

それでいいんです。

彼女との別れが辛ければ辛いほど、幸せな時間だったことは間違いないのです。

私達の不器用な愛情もきっと届いているはずです。

毎日、彼女の話をしないことはありません。

彼女のことを忘れるのではなく、楽しいことと共に振り返ることができるようになれたのは、最後まで一生懸命に生きようとした彼女に恥ずかしくないように毎日を前向きに生きて行こうと家族で話しているからです。